中古靴の解体-ホーキンス エアーライト- 【アッパーの取得】
前回の記事では、必死こいて木型を削った訳ですが、今回は、仮靴を作る為に中古靴の解体をやっていった時の話です。
通常は木型から型紙を作って~、型紙から革を裁断して~、縫い合わせて~といった工程を経てアッパーを作っていく訳です。
なにも知らないままアッパー作るって敷居が高すぎる!
(まあ、なにも知らないまま靴を作り始めた者が言うのもなんですが・・・)
ミシンもないし!レザークラフトやったこと無いのにあんな縫える!?
(再度、なにも知らないまま靴を作り始めた者が言うのもなんですが・・・)
と思っていました。
中古靴のリメイクと言う手段
自分で木型を削ろうとか 靴を作ろうとか決意する前の話です。
漠然と、フィットする靴を履いてみたいから
「木型削って職人に靴を作ってもらって、履いて木型修正して、また作ってもらって」
と繰り返してジャストフィットするマイラストを完成させようと考えてました。
でも、ちょっと修正しては職人に発注してもらうって結構出費が・・・。
そんな矢先に目にしたのが
こちらのブンさんの(中古靴を解体ーアッパー採取ーマイラストで釣り込みー底付け)の一連の作業を行い中古靴のリメイクを行ったというツイートです。
(該当ツイートのリンク貼れればいいけど、結構前なんで見つけられない・・)
その様子は後に、サイトで記事にされてます。
「これなら出来そう!」そう思っちゃったんです。
ブンさんはかつて職人さんの教わりながら、数足靴を作った経験をお持ちの方です。
自分は、作ったことありません。レザークラフト小物なんかも作ったことありません。
でも、「これなら出来そう!」って思ったんだから仕方ないです。
アホだから思いつきで始めた訳です。
同サイトで中古靴を解体する記事があります。
アッパーの抽出方法(中古靴を分解) | Make Shoes Yourself
中古靴の解体してアッパーの取得をやってみる
それでは、ここから実際やってみたときの様子です。
ヤフオクで(1000円弱くらいだったかな)落札しました。
ABCマートでおなじみのホーキンスです。
爪先側から刃を入れてはがしていきました。
なかに衝撃吸収に良さそうなスポンジ的なクッション。
中物を剥したところ。がっしりとしたシャンクが見えますね。
リブテープーアッパーーウェルトが縫われています。
グッドイヤーウェルト製法の靴ですね。
ばらばらになりました。
削り込んだ木型です(左:ビフォー、右:アフター)
木型に釣り込んでみました。裏側の写真が残ってないです。
余程の出来の悪さだったんでしょう。
釣り込みに関しては、また改めて。
元と比べると形がずいぶん変わりました。
この時は、釣り込んだはいいが接着しろが少なそうで仮靴にはしませんでした。
しかし
・中古靴解体を実際にやってみたこと。
・自分の削ったラストに巻き込むとこんなに変わるんだと認知できた事。
これが今回の収穫です。次の「仮靴作成~仮靴への足入れ」に繫がっていきます。