仮靴の製作【アッパーの取得~釣り込み~仮靴まで】
前回は、解体した中古靴のアッパーを使って削った木型に釣り込んでみました。
しかし、ちょっと接着する部分の面積が狭く狭く底をつけるのは難しいかなと感じ断念しました。(再度、別の機会に試すかもしれません)
今回は、別の中古靴の解体を行い、釣り込み〜底の接着〜足入れしてフィットの確認 を行いたいと思います。
買った中古靴です。これも1000円しないくらいだったと思います。なんかビニール質な感じ。
分解します。
底から見ると糸が見えていますが・・・
開いたら糸はウェルトと繫がっていません。フェイクですね。
本底を取りました。アッパー、ウェルトは縫われてないです。セメント製法ですね。
本底、中底、アッパーに分かれました。
縫われてない飾りのウェルトを外して
釣り込んでみました。
なんか、ぐちゃぐちゃですね(^^;)
うまく巻き込めませんでしたが、フィット見るだけなので・・・
まあ いいかなと思い無理矢理底を接着してみました。
爪先が特にぐちゃぐちゃですね(笑)
踵〜ボールジョイント辺りのフィットを見れればいいので、これで木型を抜いて足入れしてみます。
木型抜けました。割とあっさり。ぎちぎちにきっちりと釣り込めてたら、抜くのに苦労しそうですけど・・・。しっかり釣り込めてないと言うことでしょう(笑)
足入れしてみたら はぁ〜、なんか気持ちいいんですけど!
羽根は閉じきってますけどね・・・まだまだ隙間もあるし、更に削り込む余地は大いにあるわけですが、それでも気持ちいい!なんか包み込まれてる感があります。
自分で削ってみた木型で、なんかいい感じの靴に出来そうな気がしてきました。
謎の手ごたえ(笑)
アッパーを流用する為の中古靴を4足ヤフオクで落札したのですが、次回は本命の1足を使い靴を作っていこうと思います。
本命と言っても、こんな感じでくたびれていますけど・・・。
ちょっと保革の為にメンテをやろうと思います。