中古靴リメイク1足目【スクイ縫い】
↑前回は糸を作る所まで書きました。
糸に針をつけて縫いに入りますが・・・。
この針に糸をつけるのが結構難儀でして、苦戦しました。
9本縒りの糸を使ってスクイ縫いします。
まず縒りを解いて9本にして、その1本1本の先が細くなるように漉いて・・
5本の束と4本の束に捻り直して、更にその束を1つにしてから針を付けるというなかなかの作業。9本にバラけさせた写真しか残ってませんでした・・・。
スクイ針という道具を使いました。中底、ライニング&アッパー、ウェルトに貫通させ穴を開けてから、縫い針を通していきます。
このスクイ針、買ってきたままでは、うまく刺さらず。
きっちり研いで使うものだったようです。研ぐのもそこそこに苦戦しながら、突き刺し
縫い針を通し、針と糸の接続部分で引っ掛かりなかなか抜けず、ペンチで引っこ抜いたり(笑) 無茶苦茶ですね・・・。本来、糸の先がしっかり細くなるようにしておく所が乱雑であった為、スクイ針で開けた穴より糸の接続部が大きくなっちゃってるんですよね。
中底から刺した針が、アッパーの穴を中々通らず針の先が出てこないとか・・・。
ペンチで縫い針つかんで引き出したりしたもんで、針が変に曲がっちゃったりして余計に通り辛くなってくる。途中で針から糸が何度も外れちゃうし・・・。
ほんとに苦労しながら・・・
縫いきりました。6~7時間やってたような。
力を入れてぎゅっと締めるため、腕はプルプルするわ指は痛いわ・・・。
こういう時は「やっぱり誰かに教えてもらいながらやると全然違うんだろうな~」と思います。
踵側は絡み縫いで固定し、ウェルトの淵からはみ出してるアッパー&ライニングを切り取りました。な~んか靴作りしてるなぁって感じがするので、この状態の写真好きです。
長時間、苦戦しながらの作業だった為、やった~頑張った~って脱力しました。
結構 感慨深い物があります。この上から見た感じ、ウエスト細く絞れてるなぁ~。
足入れ早くしたくて気が逸ります。
中物を入れて本底貼り付けからの出し縫いに進んでまいります。